株式会社EIKOH

RC造住宅のメリット

お役立ちコラム — 知らないと損するRC造住宅のノウハウ

木造の自己資金で考える ~賃貸併用住宅で賢い資産形成を~

最近の低金利政策の中、個人住宅の購入のみならず不動産投資としての賃貸併用住宅経営が注目されています。賃料を長期的な安定収入としてローン返済の一部に充填したり、将来的にゆとりのある資産運用を目指す人も増えています。

賃貸併用住宅を目的とした計画であるならば住宅ローンが使えるというメリットがあります。低金利で、長期借入ができ、融資も通りやすく、住宅借入金等特別控除もあり万が一空き室が出た場合のためのリスクヘッジにもなります。ただしこの場合は、収益部分を建物全体の半分以下に押さえる事が必要条件となります。

また節税対策としても注目され、固定資産税においては1戸200m2までの敷地1/6、都市計画税においては1/3に対し課税評価が下がり節税となります。確定申告の時に賃貸部分のローン利息や固定資産税、保険料等も経費として計上でき所得税を軽減できます。 他にもある一定の条件下において相続税や貸家建付地評価も軽減できます。

このようにメリットの多い賃貸併用住宅ですが、同じ敷地に一戸建て住宅を作る場合と比べて建設費には大きな違いが生じます。それでも将来を見据えて賃貸併用住宅を賢く建てるポイントをいくつかご紹介致します。

立地リサーチ

まずその敷地に賃貸としての需要があるのかを見極める事が重要なポイントです。最寄り駅からの位置等の周辺環境のみならず、建ぺい率や容積率、地盤の善し悪しなど専門分野に渡るマーケットリサーチは個人の力では及びません。迷わず専門家や不動産業者に依頼し、複数のリサーチの結果を比較検討しながら決断するのが良いでしょう。

堅実な収支計画

計画を進める上で、常に建設費やローン返済が本来の目的に即しているか、またリスク回避が施されているかと確認し、シミュレーションを繰り返す事を心掛けましょう。特に建物は建てたら終わりという訳にはいきません。建築規模が大きくなれば尚更です。最初にかかる建設費自体は建物のライフサイクルコスト(その建物が廃棄されるまでにかかる運営修繕費)のおおよそ半分、長期にわたるメンテナンスや賃貸による人の出入り時のリフォーム代など思いのほか費用はかかります。そこまで見越した収支計画を吟味する必要があります。

魅力的な建築プラン

家族構成を考え将来的に賃貸から他用途へ変更も考えておきたいというプランニングや、住宅部分重視なのか、賃貸部分重視なのかでも建築スタイルは異なります。賃貸併用住宅には個々のライフスタイルに応じた多様なプランニングがあり、そしてなによりも収益を得るためには建物そのものに魅力がなければなりません。建物の魅力は収益に反映します。 建物の美観はもちろんですが、設備品にも現代を反映するものを提供する必要があります。 オートロック、防犯ガラスやペアガラスなど高密度サッシ、インターネット回線やシステムキッチン、インターフォン、多収納等々。また、借り手からは賃貸する部屋だけでなく共用部分の利便性や清潔感、セキュリティ保守もより強く求められます。

また、オーナー側にも借り手にもストレスフリーの快適な日常を過ごすためには、やはり空間や動線の棲み分けを丁寧にデザインすることが重要です。音や気配が気になるようであれば縦で区切る連立計画を検討するのも良いでしょう。視線の抜けも共有せず済み、また遮音性能を高めるのに効果的です。

これから住宅を建てたいと思っている方や、そろそろ立替えをと思っている方、賃貸併用住宅という選択で今後の人生に賃貸経営というエッセンスをプラスしてゆとりのある生活を堪能するのはいかがでしょうか。

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